2016-12-31

月イチ会会員としての2016年の総括など


2016年一年間のフィルム消費量はカラー25本、白黒3本の合計28本でした。
夏頃から常用フィルムをそれまでの24枚撮から36枚撮に替えたため数は減っているものと感じていたのですが、
昨年に比べ若干の増加となっていることに少々驚き。
まぁ取り敢えず月イチ会会員としての努めは果たせました。
ちなみに使用カメラは12機種という結果に。まったく出番のないカメラもあり、多少の偏りは仕方の無いところです。

昨年はフルエントリーを目標とした月例コンテスト、今年は「出せる時に」と思いつつ、なんとかフルエントリーを果たせました。
結果三度の一席を頂戴することができました。ありがとうございました。
またそれ以外のエントリー作にたいしてもそれぞれ票をいただけましたこと、重ねて御礼申し上げます。
「作品の鑑賞眼、テーマや被写体との対峙の仕方など、コンテストに参加することで気付かされることが必ずある」
と、某有名コンテストの審査員の方が仰っていました。
技術的にはまったく進歩のないワタシですが、月例に参加して作品鑑賞の目は少し変わったように思えます。
そうしてまたこの一年の月例を見返すと、ウケ狙いに終始している自身のあり方に情けなくもなります。
800カット以上撮って満足できるものが20カットあるかどうかというのが現実です。
おまけに今年最後のカットが上がってみればご覧の通り。
写真屋さんの機械トラブルでしょうか? 吉兆の虹となれば良いのですが。

そんなこんなで今年もあとでおしまい。
この一年のお目汚し失礼いたしました。

来る年が穏やかな一年でありますように





2016-12-18

特効薬

                 
今日みたいな快晴の休日はまさに自転車日和。
でもあまりの寒さに、今月は自転車一回しか乗ってない。
にもかかわらず、もう一台の方の自転車を再生させたい誘惑が。
これってカメラで散々やってる、機材が変わればモチベーションも…方式だよな。
幸い自転車の場合は保管スペースと、なにより体力の問題もあってそうは増殖しないけど、
逆にその体力を機材で補うという視点もあるわけで。
あぁ…物欲の特効薬、貧乏さまさまだ、良かった良かった…?





2016-12-11

お題写真提出 〜冬のぬくもり〜


月イチ会12月の月例、テーマは『冬のぬくもり』です。
今回は珍しく先陣をきらせていただきました。
例年と違い今年は既に真冬のような寒さがやってきていて、タイムリー?なお題。
それだけにいろいろと案が浮かんだのですが、
たまたま先月見かけた光景からNSPの『さようなら』という曲の一節が思い出され、
更にその連想から今回の一枚となりました。
もっと撮りようがあるだろうと言われそうですが、
まぁ私にはこれが精一杯ってことです。



2016-12-10

月例コンテスト『駅』投票


月例コンテスト11月度分の投票が今日で締切となります。

今回も yy2828yyさんの作品 に投票させていただきました。
眩しい陽の光の中を突き進む列車が、何かの始まりを感じさせるような一枚。
向かうのは新しい一日なのか暗い夜なのか。
逆光のせいで駅そのものの存在は判然としませんが、それはテーマが十分に補っていると考えます。
すべり込むのか走り去るのか、様々な思いを抱きこの列車に乗り込む、降りる、そこに残る、
そうしたプラットホーム上の人びとのドラマを感じさせてくれます。
今回もまた、こういう表現の仕方もあるということを学ばせていただきました。

さて、100メートル先の店に行くにも車で、てな田舎町暮しの身には駅って施設は本当に縁遠いものです。
そんな数少ない経験のなか、今までに利用した駅で一番印象深いのは大阪の阪急梅田駅です。
阪急電車各路線の起点終点となるターミナル駅。
行き止まりになった櫛形のホームに電車が突き当たるように並ぶ様は、いつか映画で観たヨーロッパの駅を思い出させました。
気のせいか駅を利用する人たちの足取りも、隣のJR大阪駅で見るそれよりもゆとりが感じられるようでした。
たぶん電車自体でも阪急の各路線が一番好きと言えます。
梅田周辺の各鉄道の駅をつなぐ地下道もまた魅力的でした。
もう数十年前の思い出なので、今はもう変ってしまったかもしれません。
そんな地下の連絡道の埃っぽい匂いを heionさんの作品 でちょこっと思い出しました。


2016-11-30

お題写真提出 〜駅〜


秋らしい秋もないままに、あぁ今日で11月も終わりとなってしまいます。
もう今年も終わったも同然…。
さて、今月の月イチ会月例コンテストのテーマは『駅』でした。
とりかけのフィルムでいくつか撮影して、その後別のカメラで撮り直したのですが、
後の方は撮りきることができずに時間切れとなってしまいました。
撮りかけのほうのカメラ、何故か肝心な時にセルフタイマーが勝手に作動してしまい、
いつシャッターが切れるのか解らない状態での撮影となってしまいました。
そんなわけで酷い手ぶれ写真ではありますが、
どっちにしろ、結局のところ“何をどう撮ったらいいのか”の答えは見つけられなかったので、
今回はこれが精一杯です。

また、先月の会の結果も発表されました。
yy2828yyさんしまみゅーらさん、御二方の作品が一席となりました。
おめでとうございました。
yy2828yyさんの作品には私も投票させていただきました。
いつものことながら、季節感を表す光の色の捉え方の見事さに感服いたします。
しまみゅーらさんの作品はモノトーンの画面に数葉の紅い落葉が印象的な一枚。
カラーフィルムで撮る無彩色な画は個人的にとても興味を持っているものでもありました。
短い提出期間にもかかわらず御参加くださった皆様、あらためて御礼申し上げます。
ありがとうございました。



2016-11-08

月例 『小さい秋』投票

「小さい秋」、このテーマはこちらで御推察いただいているとおり童謡から頂戴しました。
もっとも私の方は昔テレビで見たビシバシステムの唄で脳内再生されてしまうのですが、
多分に感覚的な言葉で、受け取る人によって描くイメージは様々かと思います。
私個人の抱く語感は、日常の中でふと見つけた“些細だけれど秋を実感するもの”、
探すのではなく出会う、そんなニュアンスを感じます。
ちょうどラジオから古い和歌の話が流れてきました。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
この歌なども「小さな秋」そのものですね。

さて、今回はTsukanetさんの作品と、yy2828yyさんの作品に投票させていただきました。
二作品とも“なんでもない” その感じにとても惹かれました。

ガラス越しのメッセージボードを撮ったTsukanetさんの作品には、外の空気の冷さと中の暖さが感じられ、
更にその暖かさとメッセージボードに書かれた言葉とのシンクロが、
この時期の季節感を佳く描き出していると感じました。

yy2828yyさんの作品は光の色がいかにもこの季節らしく、
添えられた数葉の落ち葉からは冷い風の存在が感じられました。
どこにでもあるありふれた光景を、 こうして一つの作品たらしめる作者の“腕″に敬服です。
わざわざ出掛けていって特別な何かを捜そうとしがちな私は、
ただただ恥じ入るばかりです。


さて、今月のテーマも既に発表されています。
『駅』わたしの街にもあることはありますが日常まったく関わりがありません。
なのでインスピレーションがまったく湧かない上に、
なんとなく視点以上に表現力が要求される気もして、
これは過去最高難度のお題となりそうな予感。


※Tsukanetさんのお名前を間違って記載していました。
訂正してお詫び申し上げます。


2016-11-05

秋ゆえに?


三日間続いた神社の例大祭も今日で終わり。
参加したわけでも出かけたわけでもなく
ただ窓の外から漏れ聞こえてくるお囃子を
ふと耳に留めるくらいなのに
なんだろう?
このもの侘しい気持ちは…


2016-10-31

十月尽


10月も今日でおしまい。
今月もまた週末のたびごとに天気が崩れて自転車に乗れなかった。
でも暑さのぶり返しがなかったのは良かったし意外だったな。
10月も中旬に入ろうかという朝、目の前をアブラゼミが無様な飛び方で横切り、
その一週間後百舌鳥がけたたましく啼き、更に数日後ジョウビタキがいつものソングポストで朝焼けをバックに舌打ちを響かせ、
下旬になってようやく富士山山頂に冠雪が見られて、同時に山腹も茶色に変って、
昨日からは暖房も使っている。
あっという間に思えた10月だったけど、こうしてみるとずいぶん季節が進んでいたんだな。
十月尽なんて言葉はないんだけど、何とも言えないせつなさを覚える今年の10月終わりの日でした。


2016-10-24

お題写真提出 〜小さい秋〜


今月の月例は私が決めさせていただいた『小さい秋』。

先週久方振りの好天の休日にこれまた久方振りに遠出をしまして、
その出先でこれはもう絶好の被写体を見つけまして、万全を期して多めにシャッターきって、
ワクワクしながら出来上がりを待ったのでした。
が…
…なんと、そのカットを含めその街で撮った全10コマが全滅。
何も写ってない…

撮影時確かにミラーは動作していたのでシャッター幕が走らなかった?
その前後のコマは正常なのに… 
こんなことって…
手応えがあっただけに落胆の大きさと言ったら…
よりにもよって出題者として迎えた月例でこれはあんまりだ…
せめて出題者としての最低限の務めを果さなくては、
で半ば自棄糞気味にシャッター切りまくった結果が今回の作品となりました。


2016-10-23

うーむ


散歩中に出会したフリーライブ。
気が付けば彼女達の出番が終わる迄30分余り釘付けに。
amiinAという東京で活動するインディーズ・アイドルグループなんだとか。
楽曲は勿論、ステージパフォーマンスも素晴らしい。
よく訓練されている、とでも言えばいいのか。
隣で観ていたやはり通りすがりの年配の男性もとても感心していた。
こうしたものに接すると、エンタメにおけるメジャーとインディーズ、
プロとアマチュアの違いって何なんだろうか、などと思ってしまいます。



2016-10-22

どうでもいい話 〜金木犀〜


キンモクセイというと9月のお彼岸頃に甘い香りを漂わせるものと思いこんでいたのですが、
数年前から、一度消えた香りがちょうど今頃の時期また漂うことに気がついて、
これも温暖化の影響か何かかしらん?などと思っていたところ、
なんと二度咲きのキンモクセイという品種があるんですね、
知らなかったなぁ
他にも四季咲きのものもあるそうで、
こうなると季節感もなにもあったもんじゃないなぁ。





2016-10-16

2台のSR


一見同じに見える二台のSR、1と7。
正面顔は似ているけど、他の角度から見ると結構違ってたりする。
手にして操作してみると、これはもうまったく別のカメラ。
SRー1に露出計が付いた程度のものかと思っていたのはさすがに浅はかで、
どちらかといえば操作感はSRT101に近い感じ。

巻上は滑らかでシャッター音も静か、ファインダーも見易い、でも何故か使い辛い。
重さもSRー1とそれほど変わらないはずなのにSRー7は重く感じる。
同様の理由で出番の少なくなった機種がいくつかあって、原因を探るべくそれぞれ持ってみると…
カメラを構えた時SRー1は掌への収まりがとても自然なんですね。
これはボディ両端の絞り込み(丸み)が大きいことによるようで、
SRー7やXEのような角を面取りした程度だと、掌全体でなく点で支えている状態になってしまうのです。
Canon FTbも両端は絞り込まれていて、角張った印象とは裏腹に掌の収まりが良いことからも、
角張ったカメラは相性が悪いということが今頃になってやっとわかった、という間抜けな話でした。



2016-10-09

菊の節供


今日は旧暦の9月9日、月遅れの菊の節句・重陽の節供です。
でも重陽の節供は何故かあまり馴染みがありませんね。
古典文学ではちょこちょこ登場するのですが、上流貴族のパーティーって感じで、
他の節供に比べてそれらしい道具立てもキャッチーさも無いからでしょうか。

子供の頃、わたしの地元では桃の節供・七夕の節供は月遅れでやっていました。
七草粥と端午の節供は暦どおりで。
今では四つの節供とも暦どおりに行はれているようです。
たぶんマスメディアや広域展開している商業施設の進出の影響なんでしょう。
街の景観が全国的に金太郎飴化しているように、文化や風習も均質化していくのは寂しいものです。





2016-10-08

月例『力 ~power~』投票


10月に入って、気持ちの良い秋日和の毎日なはずなのに、雨・雨・曇りまた雨、
やっと晴れたと思いきや週末はまた雨 「やっきりしちまうぜ!」
で、9月度の月例コンテストの投票が始まっています。

9月のテーマは『力 〜power〜 』
簡単そうでなかなか難しいお題でしたが、今回は久々2作品に投票させていただきました。

ひとつはスライさんの作品に。
蒸気機関車の動輪部分を切り取った一枚ですが、クロスプロセスという技法による効果でしょうか、
強いコントラストで鋼鉄の硬質感・重量感・冷たさや鉄の臭いまで感じられそうなリアルさに圧倒されてしまいました。
被写体自体の動力を伝える機構としての力強さは勿論、作品そのものの迫力にやられました。

もうひとつはTakuさんの作品に。
電子機器の電源ボタンと思われるものをアップで撮った一枚。
まんまやん、と言いたくなるくらい“どストレート”なんだけど、その潔さと、
あぁ俺の身体にもこんなボタンあればなぁ… 、なんて思ったり。
ついでにパワーブーストボタンも欲しいなぁとかなんとか。

今回もエントリー数は一桁台になってしまいましたが、内容はバラエティがあって皆さんそれぞれ、
個性的な「力 ~power~ 」が楽しめました。



2016-10-01

マンジュシャカ


この時期多くの方のブログに登場している彼岸花。
秋の澄んだ青空と黄色く色づいた稲穂、そして田んぼの畔に咲いた彼岸花。
いかにも「日本の秋」という感じで好きな景色ではあります。
でも、花そのものはちょっと苦手。
彼岸花という呼び名のとおり、墓参りに行くと墓地の周りに咲いている花、
という印象が子供の頃に刷り込まれてしまったのですね。
それで、いつのころからかこの花を見るとあらぬ連想が働いてあまり近寄りたくない花になってしまったのでした。
それはほぼ梶井基次郎の『櫻の樹の下には』の冒頭部分のような具合で…
近頃は白花タイプも目にしますが、あれもあれで気味悪くて。
こういうのは生涯治らないのでしょうね。



2016-09-25

お題写真提出 〜 力~power~ 〜


今月もなんとかテーマ写真提出。
『力 〜power〜』これまたなかなかの難題です。
フィジカルなもの、スピリチュアルなもの、観念的?なものなどなど
解釈の範囲が広くて、しかも一枚の画として表現しようとすると説得力に欠けてしまう、
そんな難しさを感じたお題でした。
迫力ある写真ってのが撮りたかったな。



2016-09-22

どうでもいいつぶやき


結局台風16号は温帯低気圧になって、ただ雨雲を連れてきただけ。
期待した台風一過の青空は拝めずに。
涼しいのはいいけれど、求めている涼しさとはちょっと違うんだよなぁ。

この秋雨前線で蝉の声がすっかり聞かれなくなりました。
思えば今年の夏は少し蝉が少なかったように感じられます。
偶々なのかヒグラシとツクツクボウシの声は一度も聞けませんでした。
日常の生活圏でのことではありますが、こんなこと記憶にありません。
夏の終わり方がちょとグダグダしたせいかな?




2016-09-20

はてさて



九月も半ば過ぎ、ここ十日間程ぐずついた天気が続いています。
秋雨前線と言うのでしょうか、天気予報ではまだしばらく続く模様。
問題はこの秋雨前線が去った後、秋めくのか戻り残暑となるのか。
残念ながら向こう一ヶ月の気象予報を見る限りでは、
望むような秋にはなりそうもないなぁ…

と、思ったら台風16号が私の暮らす街を直撃しそう。
台風一過、気持ちの良い澄んだ青空が臨めるかな?


2016-09-18

『夏夜』一席


8月度月例コンテストの一席を頂戴しました。
テーマは『夏夜』、慣れない夜の撮影でいかに夏を表現するか、難しいお題でした。
提出したのはいつもどおり結果オーライな一枚だったわけですが、
投票してくださった皆様にあらためて御礼申し上げます。
また、頂いたコメントも皆様べた褒めしていただいて、
 恥ずかしいやら照れくさいやらです。
さて、10月のお題はどうしましょう…



2016-09-12

どうでもいい話。


月の初め頃は俳句の「夜の秋」という季語がしっくりきていたけど、
もうすっかり「夜は秋」、昼間だって「木陰の秋」くらいにはなってきたか?
どうか去年のようにはなりませんように。


2016-09-10

まぬけな話


夏の初め頃、高速道路のSAに黒と銀、色違いの二台のランボルギーニが並んで駐車していた。
こんな場面は滅多にないこと、勇気を振り絞って運転していた方に声を掛けて
撮影許可を頂だきました。
その方は親切にも車から離れて下さったので、時間を取らせてはいけないとそそくさと構図を決めて、
いざシャッターを押すと...反応がない?!
あっ巻き上げか、と慌てて巻き上げレバーを操作すると途中で止まってしまった。
「… … フィルム終ってしまった…」 とほほ
その場は撮ったフリしてお礼を言って立ち去る私…  ガックシ

先日立ち寄ったスーパーマーケットの駐車場、私の車の横に珍しい車が停まっていた。
オリジナルコンディションの昭和年式の希少な軽自動車。
日常の足として大切に使われてきた感じが好もしい。
またまた勇気を振り絞って許可をいただき、いざ撮影…  
      …まただよ。

なんでこうも間が悪いんだろうな。
残り枚数を確認しておかない自身が悪いんだけど、
そういうタイミングで好物の被写体に巡り会う間の悪さがなんともはや…



2016-09-07

月イチ会 8月の月例コンテストのこと。


今回のテーマは『夏夜』、夜がテーマということで久しぶりに夜間撮影。
しかし久しぶりに夜間徘徊するとすっかり夜目が効かなくなっていて…
月明かりがないと足元さえ覚束無い状態で、ピントも合わせられやしない。
おまけに露光時間もまったく判らず、吝なこと言わず高感度フィルム使うんだった、
と後悔しても後の祭り。
ならばできるだけ明い被写体さがそうとなった今回の私でしたが、
賑やかな場所が苦手な為、どうしても灯りの少ない人気ない場所に足が向いてしまい… 。

やっぱり夏の夜・宵といえば盆踊りと花火ですよね。
今回は花火の作品はありませんでしたが、祭・盆踊りの作品が複数並びました。
私にとっての盆踊りは賑やかさとともに、もの悲しさも共存している印象。
そんなところが強く感じられたTakuさんの作品に投票させていただきました。
正しく日本の夏の夜の情景ですね。


思えばこの夏は一度も打ち上げ花火を見れなかった。
楽しみにしていたはずのインターネット中継も、その時間に別の事に夢中になっていてすっかり忘れているし、
辛うじて地元の打ち上げ花火の音だけを部屋の中で聞いたくらいか。
でも、なんでも直接みるのではなく、部屋の中にあって情景を心に思いやっているのが情趣が深い、
と兼好法師も言っているし、
これはこれで佳しとしよう。


それにしても暑さのせいなのか何なのか、今回はとてもさみしい作品数となってしまいました。
こういう状態が続くようだとちょっと…




2016-08-27

お題写真提出 〜夏夜〜


月イチ会月例コンテスト、今月もなんとかエントリー完了。
日中日の高い時間にしか写真を撮らない私には夜の撮影はお手上げ状態。
どうすれば「夏」を感じてもらえるのか? 結局妙案などは浮びませんでしたが、
夏の夜に撮った写真なんだから、それでいいんじゃない?
てな開き直りで。






2016-08-11

月イチ会 7月の月例コンテストのこと


月イチ会・月例コンテスト7月のテーマは、スクエア、サークルに続く
図形シリーズの第三弾!?『トライアングル』でした。
 ありそうでいて、探してみるとこれといったものになかなか出会えない、
そんな難しさを感じたお題でした。
そんなこともあってか、エントリー数も少なめとなりましが、
今回私はりんのすけさんの作品に投票させていただきました。

いわゆるトマソン物件というのでしょうか、分かされに建つカミソリ建築と、
跡だけが残ったカミソリの刃先部にあたる三角形。
三角形の跡より建物がハミ出して建っていて、
よく見ると画面向かって右奥に道路に沿って白い線のようなものがあって、
その線が三角形右辺と繋がるようにも見え、まるで、
元々その線上に収まっていた建物が何かの事情で画面手前にせり出してきて、
建物左側に置かれたコンクリートと右側にあるポールとに
挟まってしまったようにも見えて、おもしろいなぁと。
壁面にある外部コンセントとの比較から、かなり小さな三角だと思うのですが、
よく見つけたものだと感心してしまいます。
りんのすけさんらしいユーモラスな視点、流石ですね。


2016-08-07

立秋


この夏一番の暑さになった今日、早朝から喧しいくらいに鳴いていた蝉も日中はすっかり鳴りを潜めて、
暑すぎるとクマゼミでさえも鳴かないってのは本当なんだと、あらためて認識した、
そんな今日は立秋。
水無月尽とか立秋とか、夏の真ん真ん中に「今日から秋ですよ」といわれても、
なんだかなぁって感じなんだけど、一昨日辺りからコオロギが鳴き始めて、
たったそれだけのことで、気持ちがずいぶん楽になったりするから不思議なものです。
我われの快適生活が様々な排熱機器を伴って成立している以上、
この暑さは身から出た錆的なものなのかな?



2016-07-31

七月尽


7月も今日で終わり。
七月尽 という言葉、どこかで見聞きしたように思ったんだけど、
六月尽・八月尽という季語はあっても七月尽はないのだとか。
代わり?になるのが陰暦六月の終わりを意味する 水無月尽 という言葉。
今年は8月2日が旧の水無月了いの日、この日で夏は終わって秋になるとのこと。
実際には夏真っ盛りなんだけど、ここ数日は子供の頃の夏のような、
日差しはそれなりでも乾いた風が吹く過ごし易い陽気だったので、
この穏やかな夏日のまま秋を迎えられたらいいのだけれど。





2016-07-30

お題写真提出 〜トライアングル〜


月例コンテスト7月のテーマ写真提出しました。
いくつかのアイデアが浮かびはしましたが、結局撮れたのは散歩で出会った数カットのみ。
そんな中の1枚でエントリーとなりました。
今回も難しいお題でした。


2016-07-23

月例・6月度の結果


6月度の月例コンテストの結果が発表されました。
栄えある一席はyy2828yyさんの作品が獲得されました。

パチパチパチ おめでとうございます パチパチパチ

今回のエントリー作品の中でも、趣の変わった不思議な感覚の作品、さすがです。
『浮』というテーマ、聊かイメージを描きづらかったようでしたが、
参加者の皆様には様々な『浮』を見せて頂けて、
出題者として御礼申し上げます。

さて、気が付けば7月も残り僅か、今月はフイルム消費も捗らず、
漸うのこと今日になって会員の義務を果たせました。
てなわけで、この結果如何によっては『トライアングル』は見送りになるかもです…



2016-07-17

ポタ


自転車に乗っています。
と言っても週に1回程度だけど。
先月5〜6年ぶりに自転車に乗って以来、少しずつだけど身体が慣れてきた気がする。
まだ距離も時間も伸びないけど、小高い丘を上ってみたりして、
ささやかな達成感に浸ったり。
こんなふうに太陽の下で身体を動かすことの清々しさと言ったら!!

さすがにそろそろ暑さと日焼けに耐えられなくなってきたけど、
秋に向けて無理せず続けていけるといいな。


2016-07-03

月例コンテスト『浮』 〜投票〜


月イチ会 6月の月例コンテスト、お題は私が決めさせていただいた『浮』でした。
水に空に空間に浮いている、目の錯覚で浮き上がって見える、場の空気から浮いている、
霧に浮ぶ、ウキウキしている、浮気している?などなど、まぁ何かあるだろうと提出したお題でしたが、
なかなかこれっていう被写体に出会えず苦労してしまいました。

今回はお題の悪さ故かエントリー数も振るわない会となってしまい、
皆さんの写欲を刺激するには適わず、申し訳無く思っております。
とはいえ流石にメンバーの皆様、'らしい’作品が並びました。
そのなかで今回はyy2828yyさんの作品に投票させていただきました。

水面に浮かぶアメンボウ、その同じ水面に写った景色との遠近感とで、
アメンボウが時間と空間の歪みの中に浮かんでいる、そんな不思議な浮遊感があって、
じっと見ていると酔ってしまいそうな気分になります。
そしてなんの脈絡もなく、芭蕉の「閑さや」の句が思い起こされました。
暑さからも騒がしさからも一瞬間隔絶している、そんな気分が感じられた所為かも。
素敵な一枚です。

さて何れの作品が一席を獲得なさるのか...



2016-06-24

お題写真提出 〜『浮』〜


月例コンテスト 今月のお題写真提出しました。
お題提出者としてそれなりに力んでみたものの… 


  難しかった。





2016-06-21

どうでもいい話。


梅雨に入って半月余、なんというガッカリ感。
楽しみにしていたドライブが台無しだ。
まだ明るさの残る緑の森をぬける高原のドライブ、
霧にかすむ山並みと、雨に濡れてしっとりとした樹々の風合いを楽しめる唯一の時季なのに。
晴天では混み合う観光施設も静かにゆったり過ごせる、そんな6月の雨の週末。
だのに…  雨なんか降りゃしない。
偶に申し訳程度にぱらぱら     がっかりだ…

そんなこんなで今日は夏至。
例年通りメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』を聴いて眠りに就くとするか。



2016-06-18

どうでもいい話。


久しぶりに自転車に乗りました。たぶん6・7年ぶりに。
走り出して、人間てすごいなと素直に思ったのでした。一度獲得した能力?って忘れないものなんだなと。
ただ最初の間は普段使っていない頭の部分を働かせている感覚があって、ちょっと気持ち悪かったw
こういうのも老化の現れなんだろうな…。

遊水池や水田の広がる農道やら10km程を、自転車や身体の調子を確かめながらのんびり休み休みに。
現状ではこれが適当な運動強度ってところですが、
気持ちのコリがほぐれていくのを実感しながらの愉しい時間を過ごせました。


2016-06-06

カメラといえば…

探しものがあってリサイクル店に立ち寄った序でにカメラコーナーを覗くと、
珍しく中判カメラが数台ならんでいました。
二眼レフはちょっと惹かれるところがあるんだけど、
自分の撮影スタイルには向かないかなとその場はスルー。
スクエアフォーマットといえば唯一の経験が、カートリッジ方式の27×27粍フィルムを使う
コダック・インスタマチック124。
散歩中にカメラ店のショウウインドウに発見して衝動買い。
カメラ本体、フィルム2本、キューブ型フラッシュ、ボタン電池2個をセットで買ったんだけど、
カメラ本体が一番安かったような記憶がある。
当時既にレトロなカメラで友人からも珍しがられて、遊びに行く時にはいつも持っていた。
せっかくフィルムが大きいのにレンズのチープさ故かプリントもインスタントみたいなザラッとした画質で、
でもそれがフラッシュ撮影ではいい感じの雰囲気になって、気に入っていたんだけど結局フィルムが入手できなくなって…
でもあらためて調べてみると田舎町では手に入らなかっただけで、
それからしばらくはフィルムは生産されていたんですね。
もう撮影はできないけど捨てるにしのびなくて、今もこうして手元に残してあるのでした。



2016-06-04

月例コンテスト『カメラ』 投票しました。


6月に入りました。
ここ数日は乾いた風が吹く過ごし易い日が続いています。梅雨入り前の気休めでしょうか。
そして月イチ会月例コンテストでは5月度分の投票が始まっています。
テーマは『カメラ』
前回に比べて参加者が少し減りはしましたが、出品作は写真雑誌の表紙にでもなりそうな傑作ぞろい。
悩みに悩んで、今回は二作品に投票させていただきました。

ひとつは、りんのすけさんの作品
雑誌の付録の日光写真に夢中になった時のことや、
おもちゃ屋のガラスケースに並んでいたスパイカメラ?に憧れていたことなど、
今に至る写真趣味の原点ともいえる子供の頃のことが懐かしく思い出されました。
画面から溢れる幸福感も素敵ですね。

もうひとつは、Weekend Outdoorsさんの作品
若い女性とクラシックなRFカメラ、とても似合っています。
ハレーションっぽいかすれた感じの画質も、印象が硬くならずにいい感じです。
「女性と古いライカ」の組み合わせを「男性と古いコンタックス」の組み合わせで撮る、
そういう撮影者さんの拘りも面白いと思います。
彼女のライカで撮った同じシーンも観てみたいものです。
女子カメといえば、先日アイドルグループ・ももクロのメンバー玉井さんが、
アルフィーの坂崎幸之助さんからカメラを貰ったそうです。
まさかとは思うけれどフィルムカメラだったらいいなぁ。
アイドルの影響力は馬鹿にできないですから。

あらためて『カメラ』をテーマに撮影を、と言われるとなかなか難しいものですね。
でも自身のカメラに関わるあれやこれやを思い出す良いきっかけになりました。
日光写真に始まる子供の時の写真・カメラに対する興味、
洋服タンスの奥から発掘したKonica IIIAでの失敗だらけの撮影体験、
そんな自身の事に重ね合わせて、手前勝手ではありますが御二方の作品をセットとして受け取り、
投票に至った次第です。



2016-05-31

月例コンテスト 5月のお題写真提出 『カメラ』


月例コンテストのお題写真、ぎりぎりなんとか提出できました。
たまたま立ち寄った土手の上で見つけたひとこま。
でも確認を怠ったため、ひとつ前の方の作品と少しかぶってしまいました。
サムネイル?で並ぶと大分見劣りがして恥ずかしいです…。

お正月振りに黒白フィルムを使ってみたのですが、近隣の街も含めてフィルムが店先から消え去っていてビックリ。
数年前から県外送りになっていた現像も集配手数料が加算になるなど、
田舎町の現状は心細いものになってきています。




2016-05-19

4月の月例コンテスト 一席



月に一本フイルムを使うの会・4月度の月例コンテスト「サークル」の一席が発表されました。
今回の一席は二作品、ホリウチ ダイさんのこちらの作品と、
もうひとつは、なんと!私の作品が獲得してしまいました。
ほんとにいいのかしらん!?

私としてはクスッとしていただける方が一人でもいらっしゃればそれでもう充分と、
勢いに任せてのエントリーでしたので、この結果には本当にびっくりです。
出題者さんもコレジャナイ感を持たれているのではなかろうかと。

ともあれ、投票してくださった皆様にはあらためて御礼申し上げます。
どうもありがとうございました。



2016-05-08

月イチ会4月の月例コンテストのこと



風薫る5月、絶好の行楽日和となったGWでしたが、結局家でゴロゴロしているだけで終わり。
あまり写欲?も湧かず、ここ数年ずっとこんな感じ。

さて、月例コンテストのほうは4月度分の投票が始まっています。
テーマは「サークル」、今回はエントリーも増えて、まずはなにより喜ばしい。
喜ばしさの代わりに投票する作品選びに悩まされることにもなるのですが、
どうしたわけか「サークル」と聞くと、円形のものが広がってゆくようなイメージがあって、
小さなものより大きなもの、動かないものより動的なもの不安定なものがしっくりきます。
そんなこんなで、今回はスライさん、Yuuji Takahashiさん、お二方の作品に投票させていただきました。

スライさんの作品にはまずそのスケールの大きさに惹かれました。
無機質な質感も手伝って、なんとはなしにSFっぽいというか。
画面のいたる所タテ・ヨコ・ナナメ様々な直線がはしる中、唯一の曲線を描く巨大な円形がとても印象的です。
上部はデッキ・通路になっているのでしょうか、そこを歩く人の流れの軌跡としてのサークルも想い描いてみたり、
日中・夜・深夜など明るさ暗さによってもまた違う表情を見せてくれそうな「サークル」ですね。

Yuuji Takahashiさんの作品は梵鐘の響きが波紋のように広がってゆく様が思い描かれて、
ぼんやりとした画がまた、その震れている空気の中に居るかのようで、面白いなぁと。
目にみえない響きを写真で表現するのはとても難しいことだと思うのですが、
こういう表現の仕方もあるのですね、勉強になります。

GWが終わると5月ももう中盤に。そろそろ今月のお題写真にも取り組まなけりゃだけど、
日差しの強さに外出する気も萎える今日このごろです。



2016-04-23

どうでもいい話 〜ジャンク〜


3月度の月例コンテストの結果が発表されましたね。
一席はスライさんの作品が獲得されました、おめでとうございます。
私も投票させていただいたのですが、やっぱりかっこいいです。
私の作品にも思いもよらぬ評価をいただきました、ありがとうございました。
同時に5月のお題も発表されました。
テーマは『カメラ』
これは... はて..さて..  どうしたものか...

カメラと言えば、リサイクルショップやカメラ店のジャンクコーナーの前に立つと、
憧れだった嘗ての銘機たちのうらぶれた姿に複雑な気持ちになります。
乗り物や住居などが人の手が入らなくなってしまうとたちまちに生気を失って見えるように、
カメラもまた人の想いが離れてしまうと草臥れたガラクタ同然になってしまうのですね。
ジャンクコーナーに屍のように転がっているそんなカメラが、家に持ち帰ってクリーニングし、必要なら電池をセットし、
空シャッターを切ったりなどと掌の内で弄んでいると、みるみる生気を宿してくるようで、
いつのまにか憧れていた当時同様の輝きが戻っているのは不思議なものです。

そんな素敵な体験を味わいたいが爲にジャンクカメラに手を出してしまうわけではないけれど、
気が付けば、あぁ... また一台部屋の棚に並んでいるのはどうしたことだ!?


2016-04-20

どうでもいい話


春の嵐が通り過ぎた夕暮れ時の公園、
乾いた風の心地よさに、もう春も終わりなんだと気づかされました。
そして、春ってこんなに短かったんだ、としみじみとしてしまいました。

小型のアシナガバチが窓枠の下に巣を拵えはじめ、ツバメが街の遊撃手みたいに飛び回り、
蜘蛛の子がトラップのように糸を張り巡らせ…
周りをよく見てみれば春はいつもと変わらずにそこにあったですね。
春を眺める余裕、かぁ...




2016-04-09

4月のお題写真提出『サークル』


4月のお題は『サークル』
サークルかぁ…  
今回も手こずりそうだなぁ…
などと思いつつ解釈の手掛かりを求めて意味を当たってみると…

閃きました!!

いやいや、そういうことじゃなくて…、

出題者さんからツッコミがはいりそうですが。


2016-04-07

月イチ会3月の月例コンテストのこと


ボケっとしているうちに3月が過ぎ去ってしまい、気づけばすでに4月最初の一週間が過ぎようとしています。
月例コンテスト3月度分の投票が始まっています。
公私共何かと忙しい時期の所為か、少しさみしいエントリー数となってしまった3月度の月例。
前回記したように、私は自分なりのスクエアを上手く思い描くことができなかったのですが、
皆さんの作品を拝見すると、身近に幾らも「スクエア」があったことに気づかされることとなりました。
魅力的な作品揃いであることも手伝って、自分の感受性の鈍さを思い知らされるようです。
そんな作品の中から今回はスライさんの作品に投票させていただきました。

かっこいいですね。
この作品を見ていると、昔音楽雑誌で読んだGlimmer Twinsのエピソードが思い出されました。
Mick Jaggerが小脇に抱えていたレコードにKeith Richardsが目をとめ声をかけた、
二人はMickがもっていたChuck BerryやMuddy Watersの話で意気投合。
それをきっかけに今に続くThe Rolling Stonesの物語が始まる。
Glimmer Twins = Jagger & Richards 2人の出会いを取り持ったのがレコードジャケットでした。
スマホや携帯音楽プレーヤーではこういう出会いはないよな、などと思いつつ...


...それにしても、レコードジャケット、今操作しているパソコンの向こうにも数枚並んでいるのに、
そこにスクエアがあったなんてまったく認識できませんでした。
できていたとして、それでどうなるというものでもありませんが、この作品を見た瞬間心の内で小く声を発してしまいました。
そして作者を確認して「さすが!」と納得したのでした。


2016-03-27

3月のお題写真提出 『スクエア』


3月のテーマは『スクエア』
毎度のことではありますが、今回は特に苦労しました。
辞書で「スクエア」を引いてみると 『正方形・四角いもの・T形定規・融通の効かないこと』などとあります。
調べるまでもないことなのですが、さて写真に撮ろうと思うとどうして良いのか解らなくなってしまいました。

格好つけさせてもらうと、インスピレーションが湧かない、っていうのか。
そのインスピレーションから無意識の中に気附きのアンテナが張られる。
そうしてアイディアが浮かんだり発見があったりして、どうにかこうにかエントリーに漕ぎ着ける、
いつもはそんな感じ。
今回はそもそものインスピレーションのところで躓いてしまっての“苦労した”でした。
“見送り”という選択もあったのですが、
今更何を、と参加に至りました次第。





2016-03-20

魚座の最後の日


「魚座の最後の日」 これは片岡義男の小説のタイトル。
たぶん氏の誕生日から採ったもの。
片岡義男は複数の作品が映画化されるなど80年代に流行作家として一世を風靡したのですが、
後年、当時の一連の作品を「文字で書いた漫画」と評していたことが印象に残っています。
そんな当時の文庫作品のカバーに著者自身が撮影した写真が使われていて、
私はその写真がとても好きでした。
写真を見ていいなと思ったのは、たぶんそれが初めてのことだったと思います。
ある意味、私の写真趣味のベースといえるのかも。
それからずいぶん経って、写真雑誌に連載されている氏のコラムに添えられた写真を見た時には、
もうそんな感情は抱かなくなっていたのだけれど。
当時片岡氏はオリンパスOM1にマクロレンズの組み合わせを愛用していたと記憶しています。
オリンパスなら私にもこんな柔らかい印象の写真がとれるのかな?なんて思ったりしたけど、
不思議と今に至るまでオリンパス機には縁のないままとなっています。
おそらくこれから先も。


2016-03-18

2月の月例コンテスト 一席


2月度の月例コンテスト・今月の1枚、十六夜の顔さんと共に一席を頂戴致しました。
投票してくださった皆様、どうもありがとうございます。

今回撮影したバス停は車でよく通る場所で、何れ機会があったら撮りたいと目をつけていた
お気に入りのバス停でした。
それが月例に背中を押される形でようやく叶って、しかも一席を頂いてしまうとは。
余計なことを考えずにすっきりした気持ちで撮れた一枚、そのなんでもなさが良かったのかな?

じつは昨年の2月の回でも一席を頂戴していたのでした。
2月3月はあまり好きな季節ではないのですが、「こいつは春から縁起がいいわい」と、
前向きな気分で春を迎えられそうです。


2016-03-05

月イチ会2月の月例コンテストのこと


月が替わって早3月、というわけで2月度の月例の投票が始まっています。
今回のお題は「ひなた」、昨年の今頃にも「陽だまり」というお題が出されていました。
似たような言葉ではあるけれど、わたくし的には「陽だまり」は寒さの残る中に見つけた温とい場所、
という「穏」のイメージ、
一方この時期の「ひなた」という語は、お日様からのエネルギーを充填・動き出す、
正に今日の「啓蟄」につながる「活」のイメージ。

そんな今回は tact anaさんの作品 に投票させていただきました。

周りを山に囲まれた街に生まれ育った私は、テレビなどで見る広々と視界の開けた平野部の長閑な景色に憧れのようなものがあります。
車で2時間ほど走った隣県にそういう景色を堪能できる土手があって、以前は気が向くと車や原付バイク、
時には自転車などで出かけていって、何をするでもなくのんびり日向ぼこをしたものでした。
近頃また疼いてきた原付ツーリング行きたい気分も手伝って、
tact anaさんの作品を見てそんなことを思い出したのでした。
土手の下には葦原が広がっていて、その向こうに大きな川がゆっくりと流れ、
川向うには田畑や街並みが広がり、遥か先に山並みが望める。
そんな土手の上に腰を下ろして、ひばりの賑やかな囀りや、まだたどたどしいウグイスの声を聴きながら、
ただただボーっと春の陽に身を委ねる、
そんな気持ち良さが感じられて。

これから色々な花が咲き始め、桜が景色を彩り、新緑が煌めき出す5月の始めごろまで、
最も気持ち華やぐこの時期に花粉症だなんてあんまりです…


2016-02-21

2月のお題写真提出


2月の月例コンテスト・今月の一枚、お題は『ひなた』。
今月は週末ごとに低気圧がやってきて、なかなか日向にめぐり会えませんでしたが、
今日ようやく青空が広がる快晴の休日となりました。
やっぱり雲の切れ間から差す日差しとは創り出す明るさが違います。 
それは単に光が眩しいというだけでなく、
そこに存在する全ての生命がウキウキしているかのような感じ。
そういうものを切りとれると良かったのですが、私には… 。



2016-02-13

どうでもいい話。


このところ週末の度に天気がぐずつき、今日も曇りのち雨。
なかなか月例のお題「ひなた」に巡り遭えません。

「ひなた」といえば、柏木ひなたという人が主役を務めた、昨年夏に公開された映画のタイトルが凄い。
『脳漿炸裂ガール』
私はかってこれほど悪趣味に感じたタイトルを知りません。
口にするのは勿論、こうして文字に起こすのも気分が悪い。
しかしこの作品、もともとは曲のタイトルで、そこから小説化さらに映画化ということであり、
つまり多くの人に好意的に受け入れられたということ。
なぜ皆さん気にならないのだろう?と不思議に思って「脳漿」の意味を調べてみると、
“頭脳”とか“頭の働き”とあって、このタイトルの「脳漿炸裂」とは頭脳フル回転みたいな感じなのかな?
どちらにしろ梨汁プッシャーみたいな意味ではないのでした。
とすると、そのタイトルに過敏に反応してダークでグロなイメージを抱いてしまう私のほうこそ
よほど悪趣味な人間ということなのですね。







2016-02-10

月イチ会1月の月例コンテストのこと


昨日庭先にウグイスの姿を目にしました。
寒さは残っているものの陽の光はもうすっかり春のそれになっています。
あぁいよいよまた花粉症の季節がやってくるのですね。

今日で1月度の月例コンテストの投票が締め切られます。
1月のテーマは『日の丸構図』でした。
今回は ◎daiさんの作品に投票させていただきました。
柿の木らしき幹に竹箒が立てかけられているだけのなんの変哲もない一枚ですが、
この写真を見ていると何故か頭の中に、ぼんやりとある音楽が流れてきました。
それから、どこか懐かしく脱力感のあるその音楽のことが気になって気になって…
ようやくつきとめたそれは Fats Dominoのスローなブギーナンバーでした。
スローなブギ、といえば80年代の映画『スローなブギにしてくれ』が思い出されます。
映画ではラスト、疲弊しきった主人公の「スローなブギにしてくれ」というリクエストで南佳孝の曲が流れるのですが、
ひょっとしたら原作者は Fats Dominoをイメージしてたのかも、なんて◎daiさんの作品を見て思ったのでした。

もう一つ面白く感じた作品があったのですが、同じ方が重複してエントリーしているようなので、
今回は投票を見送らせていただきました。

2月のお題は『ひなた』
たまには真っ当な写真でエントリーしたいものです。




2016-01-31

1月のお題写真提出


平成28年最初の月例、お題は「日の丸構図」。

日の丸構図、写真のハウツーものでよく見る言葉だけど、解ったような解らないような。
いつも撮ってるそのままでいいんだよ、と言われれば成程その通りだとは思うものの、
いざとなると何を撮ればいいのか途方に暮れてしまう、そんなお題でした。
こんな時はただ幸運な出会いを待つくらいしか手がありません。

で、結果は・・・


やっぱりいつもどおりで御座います。