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2017-03-04

およよ


3月ですね。
外を歩くと沈丁花の甘い香りが漂い、白木蓮が大きな蕾を膨らませています。
2月はなんとか一本撮りきりましたが月例には間に合いませんでした。 
毎年1月半ばから3月半ばの期間は私にとって不活性期間なのですが、
今回はまったく気持ちにスヰッチが入らない休眠状態。
昨年正月明けに再発した奥歯の痛み、一年経ってまた今年も…。
医者の勧めを断って抜歯しない私が悪いんだけど。
そして勿論この時期始まる花粉症も。
なかなか気分は上がらないのだけれど、
明日は啓蟄、私もそろそろ… 。



2016-10-16

2台のSR


一見同じに見える二台のSR、1と7。
正面顔は似ているけど、他の角度から見ると結構違ってたりする。
手にして操作してみると、これはもうまったく別のカメラ。
SRー1に露出計が付いた程度のものかと思っていたのはさすがに浅はかで、
どちらかといえば操作感はSRT101に近い感じ。

巻上は滑らかでシャッター音も静か、ファインダーも見易い、でも何故か使い辛い。
重さもSRー1とそれほど変わらないはずなのにSRー7は重く感じる。
同様の理由で出番の少なくなった機種がいくつかあって、原因を探るべくそれぞれ持ってみると…
カメラを構えた時SRー1は掌への収まりがとても自然なんですね。
これはボディ両端の絞り込み(丸み)が大きいことによるようで、
SRー7やXEのような角を面取りした程度だと、掌全体でなく点で支えている状態になってしまうのです。
Canon FTbも両端は絞り込まれていて、角張った印象とは裏腹に掌の収まりが良いことからも、
角張ったカメラは相性が悪いということが今頃になってやっとわかった、という間抜けな話でした。



2016-09-07

月イチ会 8月の月例コンテストのこと。


今回のテーマは『夏夜』、夜がテーマということで久しぶりに夜間撮影。
しかし久しぶりに夜間徘徊するとすっかり夜目が効かなくなっていて…
月明かりがないと足元さえ覚束無い状態で、ピントも合わせられやしない。
おまけに露光時間もまったく判らず、吝なこと言わず高感度フィルム使うんだった、
と後悔しても後の祭り。
ならばできるだけ明い被写体さがそうとなった今回の私でしたが、
賑やかな場所が苦手な為、どうしても灯りの少ない人気ない場所に足が向いてしまい… 。

やっぱり夏の夜・宵といえば盆踊りと花火ですよね。
今回は花火の作品はありませんでしたが、祭・盆踊りの作品が複数並びました。
私にとっての盆踊りは賑やかさとともに、もの悲しさも共存している印象。
そんなところが強く感じられたTakuさんの作品に投票させていただきました。
正しく日本の夏の夜の情景ですね。


思えばこの夏は一度も打ち上げ花火を見れなかった。
楽しみにしていたはずのインターネット中継も、その時間に別の事に夢中になっていてすっかり忘れているし、
辛うじて地元の打ち上げ花火の音だけを部屋の中で聞いたくらいか。
でも、なんでも直接みるのではなく、部屋の中にあって情景を心に思いやっているのが情趣が深い、
と兼好法師も言っているし、
これはこれで佳しとしよう。


それにしても暑さのせいなのか何なのか、今回はとてもさみしい作品数となってしまいました。
こういう状態が続くようだとちょっと…




2016-06-21

どうでもいい話。


梅雨に入って半月余、なんというガッカリ感。
楽しみにしていたドライブが台無しだ。
まだ明るさの残る緑の森をぬける高原のドライブ、
霧にかすむ山並みと、雨に濡れてしっとりとした樹々の風合いを楽しめる唯一の時季なのに。
晴天では混み合う観光施設も静かにゆったり過ごせる、そんな6月の雨の週末。
だのに…  雨なんか降りゃしない。
偶に申し訳程度にぱらぱら     がっかりだ…

そんなこんなで今日は夏至。
例年通りメンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』を聴いて眠りに就くとするか。



2016-06-06

カメラといえば…

探しものがあってリサイクル店に立ち寄った序でにカメラコーナーを覗くと、
珍しく中判カメラが数台ならんでいました。
二眼レフはちょっと惹かれるところがあるんだけど、
自分の撮影スタイルには向かないかなとその場はスルー。
スクエアフォーマットといえば唯一の経験が、カートリッジ方式の27×27粍フィルムを使う
コダック・インスタマチック124。
散歩中にカメラ店のショウウインドウに発見して衝動買い。
カメラ本体、フィルム2本、キューブ型フラッシュ、ボタン電池2個をセットで買ったんだけど、
カメラ本体が一番安かったような記憶がある。
当時既にレトロなカメラで友人からも珍しがられて、遊びに行く時にはいつも持っていた。
せっかくフィルムが大きいのにレンズのチープさ故かプリントもインスタントみたいなザラッとした画質で、
でもそれがフラッシュ撮影ではいい感じの雰囲気になって、気に入っていたんだけど結局フィルムが入手できなくなって…
でもあらためて調べてみると田舎町では手に入らなかっただけで、
それからしばらくはフィルムは生産されていたんですね。
もう撮影はできないけど捨てるにしのびなくて、今もこうして手元に残してあるのでした。



2016-06-04

月例コンテスト『カメラ』 投票しました。


6月に入りました。
ここ数日は乾いた風が吹く過ごし易い日が続いています。梅雨入り前の気休めでしょうか。
そして月イチ会月例コンテストでは5月度分の投票が始まっています。
テーマは『カメラ』
前回に比べて参加者が少し減りはしましたが、出品作は写真雑誌の表紙にでもなりそうな傑作ぞろい。
悩みに悩んで、今回は二作品に投票させていただきました。

ひとつは、りんのすけさんの作品
雑誌の付録の日光写真に夢中になった時のことや、
おもちゃ屋のガラスケースに並んでいたスパイカメラ?に憧れていたことなど、
今に至る写真趣味の原点ともいえる子供の頃のことが懐かしく思い出されました。
画面から溢れる幸福感も素敵ですね。

もうひとつは、Weekend Outdoorsさんの作品
若い女性とクラシックなRFカメラ、とても似合っています。
ハレーションっぽいかすれた感じの画質も、印象が硬くならずにいい感じです。
「女性と古いライカ」の組み合わせを「男性と古いコンタックス」の組み合わせで撮る、
そういう撮影者さんの拘りも面白いと思います。
彼女のライカで撮った同じシーンも観てみたいものです。
女子カメといえば、先日アイドルグループ・ももクロのメンバー玉井さんが、
アルフィーの坂崎幸之助さんからカメラを貰ったそうです。
まさかとは思うけれどフィルムカメラだったらいいなぁ。
アイドルの影響力は馬鹿にできないですから。

あらためて『カメラ』をテーマに撮影を、と言われるとなかなか難しいものですね。
でも自身のカメラに関わるあれやこれやを思い出す良いきっかけになりました。
日光写真に始まる子供の時の写真・カメラに対する興味、
洋服タンスの奥から発掘したKonica IIIAでの失敗だらけの撮影体験、
そんな自身の事に重ね合わせて、手前勝手ではありますが御二方の作品をセットとして受け取り、
投票に至った次第です。



2016-05-31

月例コンテスト 5月のお題写真提出 『カメラ』


月例コンテストのお題写真、ぎりぎりなんとか提出できました。
たまたま立ち寄った土手の上で見つけたひとこま。
でも確認を怠ったため、ひとつ前の方の作品と少しかぶってしまいました。
サムネイル?で並ぶと大分見劣りがして恥ずかしいです…。

お正月振りに黒白フィルムを使ってみたのですが、近隣の街も含めてフィルムが店先から消え去っていてビックリ。
数年前から県外送りになっていた現像も集配手数料が加算になるなど、
田舎町の現状は心細いものになってきています。




2016-01-16

どうでもいい話。〜ファーストショット〜


2016・平成28年のファーストショットはこちらになりました。
初詣で賑う元日の神社横にある公園でフリーライブをするローカルアイドル。
夏にやはりこの場所で見かけた時にくらべ観客が激増しています。
もの珍しさから初詣ついでに立ち寄った人達ばかりとも見えません。

三が日に全国放送の某FM局の音楽番組で彼女のことが取り上げられていました。
パーソナリティに対し2人のゲストがお薦めのアイドルを紹介する形式で、
彼女が昨年秋リリースしたファーストアルバムについて、ゲスト2人が声を揃えてお勧めしていました。
曰、「2015年最大の衝撃」「アイドルのみならず2015年リリースの全てのポピュラーミュージックのアルバム中でもベスト」
激賞です。
ふたりの噛みしめるような声のトーンから、よくある提灯コメントというのではなさそうです。

ライブをチラ見した印象は才能を感じさせるものでした。
コロコロ変るリズムやテンポを外さず歌い踊る姿は素直に凄いなと。
歌そのものはまだまだな部分があるけれど、歌詞やサウンドは胸に残るものもあって、
機会があればアルバム聴いてみたいなぁ、などと思った今年の正月でした。


2016-01-03

あけましておめでとうござます


あけましておめでとうございます。
旧年中は当ブログにお越しいただき、ありがとうございました。
本年も変わらぬお付き合いのほど何卒よろしくお願い申し上げます。

なんて、こんな過疎ブログ誰が見ているというわけでもないでしょうけど、いちおう形まで。

さて、昨年は月例に毎月エントリーすることを目標として、どうにか達成することができました。
毎月写真一枚提出するだけのことだろ、と言われればそれまでですが、
そこはそれメンタル的にそれなりに来るものもありまして…
てなわけで今年は、これはちょっと無理があるかな、という時はエントリーを見送るくらいの心持ちでやっていこうと思います。

で、今年の目標は、“もう少し歩留まりをあげたい” です。
これはまぁ常々思っていることなのですが、せめてフィルム1本辺り2割くらい満足できるカットが欲しいと。
特に昨年中は勢いに任せてシャッターを切る事が多くて、上がりを見たらほぼ全滅なんてことも少なくなく、
今年はもうすこし一枚一枚じっくり大切に撮っていきたいなと。
といいつつ正月ちょっと外出しただけで36枚撮り一本とりきってしまって、ちょっと反省。
昨年のフィルム消費本数をみて、言うほど撮っていないだろ、と言われてしまいそうですが。
また、昨年中は内容がヘタッピイ写真の言い訳ばかりになってしまったとこも改善できたらと思っています。

こんな感じですが、今年もよろしくお願いします。


2015-11-06

月イチ会10月の月例コンテストのこと


10月のお題は『標準・50mm』でした。
今回はしまみゅーらさんの作品に投票させていただきました。

現在のレンズ交換式のデジタルカメラに設定されているキットレンズ同様に、
フィルム一眼レフカメラにも50mm程度の画角のレンズがメイカー設定されていました。
このレンズは広角系・望遠系のレンズに比べて開放F値が明るい、ということが特徴の一つと言えると思うのですが、
しまみゅーらさんの作品はこの明るいレンズならではの、場面の雰囲気をありのままに捉えた画になっています。
レンズが暗くシャッター速度を上げられなければ主役の子供がぶれてしまうかも知れず、
だからと言ってフラッシュを焚いてしまってはせっかくの雰囲気が台無しになってしまう。
また、趣味や仕事の用途以外で一眼レフカメラを購入する最大の目的は、
より綺麗な画で家族の記録とりわけ子供の成長の記録を残したいからなのではないかと想像します。
それらの意味でこの作品は『標準・50mm』レンズの本領発揮といえる一枚ではないかと思い投票させて頂きました。
そう考えると『標準・50mm』レンズって他の画角のレンズに比べて幸福なシーンを
たくさん見つめてきたレンズなのかも知れませんね。

と、ここまで書いてきてあらためて気付いたことがあります。
それは、ひょっとして今回のお題ってカメラ本体とレンズ、セットでってことだったのかな???
例えばSRT101+MC Rokkor とか SPOTMATIC+SuperTakumarとか当時メイカー設定でセット販売されていた組み合わせでお願いしますってことだったのか?
そうして、初めてレンズ交換式カメラを手に入れた時の初心に帰ってみませんか?
そのカメラに託した想いをもう一度思い出してみませんか?
という出題者さんからのメッセージが込められていたのかな?



2015-11-01

どうでもいい話


9月に続いて10月もあっという間に過ぎ去ってゆきました。
まったく何もなかったというのでもないけれど、感受性の衰えというか、
いろいろな事に感心が薄れてきているということなんだろうか。
本当にもう、ただ息をしているだけで終わってしまったような、そんな10月でした。

既に発表されている11月のお題写真も撮れたらとも思い、
新しいフィルムを入れたカメラを持って昨日久しぶりに遠出してみました。
出先では興に任せて2時間ほどで24枚撮を撮りきってしまいました。
1本撮りきるのにひと月くらいかかる私にとっては異例のハイペースですが、
こういうのって上がりを見てだいたいがっかりするんですよね。
お題についても自分の中で消化できていない手探り状態だし。
ドライブ・知らない街での散歩・カメラを操作する、それらの行為そのものが愉しいので、
写真の出来など大した問題ではなのですが。

ある事があってから、この季節・この景色を見られるのはこれが最後かも知れない、
と思うようになりました。
この大好きな季節、しっかり味わいたいなぁ。



2015-10-17

10月のお題写真提出


月イチ会月例コンテスト10月のお題は『標準・50mm』

50mmレンズはどうも苦手。
"帯に短し襷に長し”という感じで感覚的にしっくりこない画角。
そこで50mmレンズらしい画ってなんだろう?と熟々考えてみるに、
どうにか"こいうものかな”という自分なりのイメージを描くことはできたものの、
それを実際の撮影で表現するとなると、これはまた話が別。

どうして50mmレンズが苦手なんだろうか、そんなことを考えつつ、
撮りかけの白黒と新たに詰めたカラー、あわせて50枚ほどを50mmと向かい合った。
結果自分の50mm苦手意識とは、センスの無さ・下手っぴいぶりをまざまざと突きつけられてしまう、
そこから目を背けたいという意識に他ならないことに気づかされました。
普段実際の目で見ている世界とは違う、視覚的な効果に期待できない誤魔化しの効かないレンズということなんだなと。
ちょっとだけ“標準”の意味が解ったような気がする、そんな今回のお題でした。


2015-10-05

月イチ会9月の月例コンテストのこと


月例コンテスト9月分の投票が始まっています。
9月のテーマは『車窓』でした。
今回はyy2828yyさんとりんのすけさん、御二方の作品に投票させていただきました。

車窓に広がる景色は、それを眺める人それぞれの心持ちによって印象も様々なのは
言うまでもないのですが、車窓という言葉から私は何処か楽しげな明るい光景を連想します。
私は公共交通機関での通学・通勤の経験がほとんどありません。
毎日朝夕代わり映えのしないように見える景色を、どんな気持ちで見ているのか、或いは見ていないのか。
そんなことを想いyy2828yyさんの作品に投票させていただきました。
影も陽光もなく時間さえ判然としない、往きなのか帰りなのか、ただ運ばれていくのを待っているような乗客。
採光のためというより車内の様子を監視するために付けられた車窓、という気さえしてしまいます。

りんのすけさんの作品、これはもう特等席ですね。何歳になってもワクワクします。
作品全体に漂うレトロフューチャーなSF感にも魅かれて投票させていただきました。
前方に広がる景色とに高低差があるように見えるところが、まるで宙に浮いているようでもあり、
さらにシルエットになっている運転士の姿が、シュワルツネッガー主演の『トータルリコール』に登場するロボットタクシーとか、サンダーバードのようにも見えて、
ダミーで運転士ロイド的な人形を置いてあったら面白いかも、なんて思ったり。

御二方の作品からは、同じ列車に乗っていても、客と運転士ではその窓越しに見ている景色が
全く違ったものなんだ、という当たり前のことも今更のように感じました。

また、御二方には不愉快な想いをさせてしまうかもしれませんが、
二つの作品を並べてみていると福知山線の事故のことを連想してしまいました。
進行方向前方に立ち籠める暗い雲と
俯いた乗客の何処か沈んだトーンとが合わさって不吉な予兆・不安感を抱いてしまうのかも知れません。
生来の臆病者ゆえ、つい思考がネガに振れてしまう、悪い癖です。


さて、今月のお題は『標準・50mm』
こういう画が撮りたいから50mmを選んだ、なんてこと皆無な私には難題すぎます。
これは一回休みですね


2015-05-22

4月のお礼・6月のお題


5月も残すところ僅かに一週間ほどとなってしまいました。
大変遅くなってしまいましたが、すでに月イチ会のHPで発表されていますように、
4月の月例コンテスト第一席、weekendoutdoorsさんとTakuさんが獲得されました。
御二方おめでとうございます。
そしてエントリーして下さった皆さんならびに投票して下さった皆さん、
4月の回も盛り上げて下さいましてありがとうございました。
4月のお題決定者として改めて参加して下さった皆様にお礼申し上げます。
そうして既に6月のテーマも発表されています。
『きらめき』です。
1月の『自転車』のような"そのものずばり"なお題も、メンバーの皆さんが被写体とどう向き合うのか、
対象が同種のものであるだけに表現に個性が際立って面白いものですが、
『きらめき』や今月の『気配』等、解釈を各人に委ねるようなお題も、
皆さんがどのように解釈し、どこにそれを見出し、どのように表現したのか、
私などの思いもよらない視点もあって作品を拝見するワクワク感が一層高まります。

しかし自由度が高い分だけ何を撮っていいやら途方に暮れてしまうわけでもありますが。
もちろん、『気配』も未だ提出できていないわけで、はてさて困った状況であります。