2016-10-16

2台のSR


一見同じに見える二台のSR、1と7。
正面顔は似ているけど、他の角度から見ると結構違ってたりする。
手にして操作してみると、これはもうまったく別のカメラ。
SRー1に露出計が付いた程度のものかと思っていたのはさすがに浅はかで、
どちらかといえば操作感はSRT101に近い感じ。

巻上は滑らかでシャッター音も静か、ファインダーも見易い、でも何故か使い辛い。
重さもSRー1とそれほど変わらないはずなのにSRー7は重く感じる。
同様の理由で出番の少なくなった機種がいくつかあって、原因を探るべくそれぞれ持ってみると…
カメラを構えた時SRー1は掌への収まりがとても自然なんですね。
これはボディ両端の絞り込み(丸み)が大きいことによるようで、
SRー7やXEのような角を面取りした程度だと、掌全体でなく点で支えている状態になってしまうのです。
Canon FTbも両端は絞り込まれていて、角張った印象とは裏腹に掌の収まりが良いことからも、
角張ったカメラは相性が悪いということが今頃になってやっとわかった、という間抜けな話でした。



2 件のコメント:

  1. おはようございます。
    2台のSRと一口でいっても使用者によっては大きく異なるということですね。
    で、minoltaにとっては相応に意味ある7よりも1の方がお好きとのこと。
    この両者の違いは私にも朧げながら分りました。
    ただ、SR-1のバリエーションの多さ、否、SRシリーズの展開の複雑さが未だよく分りません。
    初めて露出計を搭載した一眼レフともいわれるSR-7、巻戻しクランク前部にあるのがこうやって見るとなんだか...。
    いや、飽くまでも私感、ご容赦ください。

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    1. こんばんわ、yy2828yyさん。
      御指摘のようにSRの系統はSRー2から始まり、高級機の3・7系、普及機の1系、そして101系と101super系と多種で、
      それぞれがまた、細部の改良・意匠変更でさまざまなバリエーションが存在するようですね。
      工業技術が日進月歩の進化をしていたであろうこの時代、似た外観・同じ銘柄と言えども
      製造時期が違えば中身は別物なんて当たり前のことなのかもしれません。
      とは言え以前にも書きましたが、今のところ私にとっては掲載のSRー1が一番使っていて気分がいいカメラなんです。
      慣れとか刷り込みとか臍曲がりとか、そういうことが大きいんだと思いますが、
      不完全な物の方が気持ちを添わせる余地が広いのかな?なんて思ったりもします。

      名機XDの廉価愚弟(実は中身XE系だそうですが)“5万円戦争”対応機種XGーE、
      これもSRー1と似た使用感を覚えるのですが、形もX系唯一の“撫で肩”で、
      そいう点からもSRー1の後継機なのだと勝手に思っています。
      詰まるところ私には入門機がお似合いってことなのですね。

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