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2018-05-06

くろしろ


ちょうどひと月程前にフジフィルムから黒白フィルム生産終了のアナウンスがありました。      
普段あまり使わないくせにいざこの日が訪れると、
ついにこの日が来てしまったか… という喪失感を禁じえません。身勝手なものです。

黒白といえば、先日出先で立ち寄った美術館で書の作品展が開催されていました。
小中高と習字が大嫌いだった私ですが、テレビでやっていた書家の榊莫山を講師にした趣味講座で
書の世界に少しばかり興味を惹かれた過去があるので、どれどれと覗いてみたのでした。
しかし結果はほぼ心が動くこともなく、なんとも自己満足的な世界だなぁなどと思っただけという…。
確実に言えることは、もし同じ作品を寺院で見掛ければムムムとなり、和室でならホホウと、
ラーメン屋でならフンてなるんだろうなってこと。
序でに、別の美術館に墨絵の風景画が数点あって、その方の名前のついた記念館があるほどの画家の作品なんですが、
これのどこに価値を見出したのだろう?と何度見ても私には全く理解ができません。

つくりてのセンス同様に受けてにもセンスってものがあって、こちらは頭の良し悪しに左右される割合が大きい…
って誰かが言っていたけど、つまりはそういうことなんだなと納得した春の日でした。





2017-07-02

ひかり



七月になりました。

Every Little Thing に楽曲提供していたhikariというアーティストに
ライカというタイトルの曲があって、
これはカメラの方ではなくてソ連の宇宙ロケットに乗せられた
犬の方のライカのことなんだけど、
その歌詞に少しづつ動いていく景色を僕はただ眺めていたという一節があって、
なんか今の自分の状態のようで、
やっぱり意識の準備がないと出会いがあったとしても気付きがないのだなと、
当たり前のことに思い当たったりして、
そんなこんなで今回も月例エントリー叶いませんでした。




2017-01-04

月例コンテスト 『冬の温もり』投票


三が日もあっという間に過ぎ去り、もう平常モードな今日この頃、
月初めといえば忘れてはいけない、月例コンテストの投票です。

12月のテーマは「冬の温もり」でした。
冬の、とあることから冬を感じさせることがポイントかと思います。
そこを踏まえ今回投票させていただいたのは、ちゃびんさんの作品です。
外との寒暖差で曇ったガラスに指で落書きをする、冬ならではですね。
さらに「ぬ」の字を「くもり」ガラスに書かせるという、ちゃびんさん一流の洒落が利いています。
構図も良いですし、暖い親子の情愛も感じられる素敵な作品だと思います。

実は私が月例に参加するきっかけがちゃびんさんでした。
幽霊会員として月例を拝見していた頃、ちゃびんさんの洒落の利いた作品を毎月楽しみにしていました。
その月のテーマをどんな風に料理してくるのか予想してみたりして。
そんなちゃびんさんが月例から姿を消して、ブログも更新されなくなって、
それなら自分がその後を継ごうと思ったのが始まりでした。
まぁなんと大それたことを考えたものです。
こうして復活した御本人の作品と並んでみると、まったく月とスッポン、
おととい来やがれすっとこどっこい!てな感じです。
あぁ… もはやこれまで、私の出る幕はないですね。



2017-01-02

あけましておめでとうございます


あけましておめでとうございます。
雲ひとつない日本晴れの空が広がる穏やかな年明けとなりました。
お正月情緒が感じられなくなった今でも、外を歩くととても清々しい気分になります。
佳いものですね。

「もう少し歩留まりを上げたい」 残念ながら昨年掲げたこの目標は達成できませんでした。
というか、むしろ低下したくらいで。
なので今年も引き続き、この目標継続です。
月例の方も同様に、自分を嫌いにならない程度に参加できれば、と。

こんな感じですが、今年もよろしくお願いします。
今年一年の無事息災を祈りつつ。



2016-12-18

特効薬

                 
今日みたいな快晴の休日はまさに自転車日和。
でもあまりの寒さに、今月は自転車一回しか乗ってない。
にもかかわらず、もう一台の方の自転車を再生させたい誘惑が。
これってカメラで散々やってる、機材が変わればモチベーションも…方式だよな。
幸い自転車の場合は保管スペースと、なにより体力の問題もあってそうは増殖しないけど、
逆にその体力を機材で補うという視点もあるわけで。
あぁ…物欲の特効薬、貧乏さまさまだ、良かった良かった…?





2016-11-08

月例 『小さい秋』投票

「小さい秋」、このテーマはこちらで御推察いただいているとおり童謡から頂戴しました。
もっとも私の方は昔テレビで見たビシバシステムの唄で脳内再生されてしまうのですが、
多分に感覚的な言葉で、受け取る人によって描くイメージは様々かと思います。
私個人の抱く語感は、日常の中でふと見つけた“些細だけれど秋を実感するもの”、
探すのではなく出会う、そんなニュアンスを感じます。
ちょうどラジオから古い和歌の話が流れてきました。
「秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる」
この歌なども「小さな秋」そのものですね。

さて、今回はTsukanetさんの作品と、yy2828yyさんの作品に投票させていただきました。
二作品とも“なんでもない” その感じにとても惹かれました。

ガラス越しのメッセージボードを撮ったTsukanetさんの作品には、外の空気の冷さと中の暖さが感じられ、
更にその暖かさとメッセージボードに書かれた言葉とのシンクロが、
この時期の季節感を佳く描き出していると感じました。

yy2828yyさんの作品は光の色がいかにもこの季節らしく、
添えられた数葉の落ち葉からは冷い風の存在が感じられました。
どこにでもあるありふれた光景を、 こうして一つの作品たらしめる作者の“腕″に敬服です。
わざわざ出掛けていって特別な何かを捜そうとしがちな私は、
ただただ恥じ入るばかりです。


さて、今月のテーマも既に発表されています。
『駅』わたしの街にもあることはありますが日常まったく関わりがありません。
なのでインスピレーションがまったく湧かない上に、
なんとなく視点以上に表現力が要求される気もして、
これは過去最高難度のお題となりそうな予感。


※Tsukanetさんのお名前を間違って記載していました。
訂正してお詫び申し上げます。


2016-10-31

十月尽


10月も今日でおしまい。
今月もまた週末のたびごとに天気が崩れて自転車に乗れなかった。
でも暑さのぶり返しがなかったのは良かったし意外だったな。
10月も中旬に入ろうかという朝、目の前をアブラゼミが無様な飛び方で横切り、
その一週間後百舌鳥がけたたましく啼き、更に数日後ジョウビタキがいつものソングポストで朝焼けをバックに舌打ちを響かせ、
下旬になってようやく富士山山頂に冠雪が見られて、同時に山腹も茶色に変って、
昨日からは暖房も使っている。
あっという間に思えた10月だったけど、こうしてみるとずいぶん季節が進んでいたんだな。
十月尽なんて言葉はないんだけど、何とも言えないせつなさを覚える今年の10月終わりの日でした。


2016-10-24

お題写真提出 〜小さい秋〜


今月の月例は私が決めさせていただいた『小さい秋』。

先週久方振りの好天の休日にこれまた久方振りに遠出をしまして、
その出先でこれはもう絶好の被写体を見つけまして、万全を期して多めにシャッターきって、
ワクワクしながら出来上がりを待ったのでした。
が…
…なんと、そのカットを含めその街で撮った全10コマが全滅。
何も写ってない…

撮影時確かにミラーは動作していたのでシャッター幕が走らなかった?
その前後のコマは正常なのに… 
こんなことって…
手応えがあっただけに落胆の大きさと言ったら…
よりにもよって出題者として迎えた月例でこれはあんまりだ…
せめて出題者としての最低限の務めを果さなくては、
で半ば自棄糞気味にシャッター切りまくった結果が今回の作品となりました。


2016-10-23

うーむ


散歩中に出会したフリーライブ。
気が付けば彼女達の出番が終わる迄30分余り釘付けに。
amiinAという東京で活動するインディーズ・アイドルグループなんだとか。
楽曲は勿論、ステージパフォーマンスも素晴らしい。
よく訓練されている、とでも言えばいいのか。
隣で観ていたやはり通りすがりの年配の男性もとても感心していた。
こうしたものに接すると、エンタメにおけるメジャーとインディーズ、
プロとアマチュアの違いって何なんだろうか、などと思ってしまいます。



2016-03-18

2月の月例コンテスト 一席


2月度の月例コンテスト・今月の1枚、十六夜の顔さんと共に一席を頂戴致しました。
投票してくださった皆様、どうもありがとうございます。

今回撮影したバス停は車でよく通る場所で、何れ機会があったら撮りたいと目をつけていた
お気に入りのバス停でした。
それが月例に背中を押される形でようやく叶って、しかも一席を頂いてしまうとは。
余計なことを考えずにすっきりした気持ちで撮れた一枚、そのなんでもなさが良かったのかな?

じつは昨年の2月の回でも一席を頂戴していたのでした。
2月3月はあまり好きな季節ではないのですが、「こいつは春から縁起がいいわい」と、
前向きな気分で春を迎えられそうです。


2016-03-05

月イチ会2月の月例コンテストのこと


月が替わって早3月、というわけで2月度の月例の投票が始まっています。
今回のお題は「ひなた」、昨年の今頃にも「陽だまり」というお題が出されていました。
似たような言葉ではあるけれど、わたくし的には「陽だまり」は寒さの残る中に見つけた温とい場所、
という「穏」のイメージ、
一方この時期の「ひなた」という語は、お日様からのエネルギーを充填・動き出す、
正に今日の「啓蟄」につながる「活」のイメージ。

そんな今回は tact anaさんの作品 に投票させていただきました。

周りを山に囲まれた街に生まれ育った私は、テレビなどで見る広々と視界の開けた平野部の長閑な景色に憧れのようなものがあります。
車で2時間ほど走った隣県にそういう景色を堪能できる土手があって、以前は気が向くと車や原付バイク、
時には自転車などで出かけていって、何をするでもなくのんびり日向ぼこをしたものでした。
近頃また疼いてきた原付ツーリング行きたい気分も手伝って、
tact anaさんの作品を見てそんなことを思い出したのでした。
土手の下には葦原が広がっていて、その向こうに大きな川がゆっくりと流れ、
川向うには田畑や街並みが広がり、遥か先に山並みが望める。
そんな土手の上に腰を下ろして、ひばりの賑やかな囀りや、まだたどたどしいウグイスの声を聴きながら、
ただただボーっと春の陽に身を委ねる、
そんな気持ち良さが感じられて。

これから色々な花が咲き始め、桜が景色を彩り、新緑が煌めき出す5月の始めごろまで、
最も気持ち華やぐこの時期に花粉症だなんてあんまりです…


2016-02-21

2月のお題写真提出


2月の月例コンテスト・今月の一枚、お題は『ひなた』。
今月は週末ごとに低気圧がやってきて、なかなか日向にめぐり会えませんでしたが、
今日ようやく青空が広がる快晴の休日となりました。
やっぱり雲の切れ間から差す日差しとは創り出す明るさが違います。 
それは単に光が眩しいというだけでなく、
そこに存在する全ての生命がウキウキしているかのような感じ。
そういうものを切りとれると良かったのですが、私には… 。



2015-09-30

9月のお題写真提出


ついこの間8月のテーマ写真を提出したと思ったら、
気がつくと既に9月も今日で終わり。
金木犀の甘い香りも大分薄らいで、夕暮れ時の景色などを見ると
季節は秋へと完全に移行したんだなと実感させられるようになりました。
本当にあっという間の一ヶ月、充実していたからでなく、
ただ呆けている間にひと月経ってしまった、そんな感じ。

さて、月例コンテスト9月のお題は『車窓』。
車窓、車窓ねぇ、車窓、車窓... 車窓?車窓ってなんだ???
てな具合に車窓は車窓なのに何だか訳の分らない状態に...
その結果が今回の提出写真です。
深い意味はありません、ただのこじつけです。


2015-08-13

どうでもいい話 ~8月の歌~


8月も半ばになって未だ全く写欲が沸かないでいたところ、
久しぶりに会った友人が「これ使わないからやるよ」とcanon AE-1を置いていった。
カメラに限らず凡そ趣味なんてものは道具が変わると気分も変わったりするもので、
どれどれとフィルム詰めて散歩してみたけどやっぱり変わらず。
随分前にも同じような状態になったことがあって、
その時には写真獲ること自体に飽きてるんじゃないかと言われたっけ。
撮りたい気持ちはあるけど撮りたいものがないというなら、結局撮り続けるしかないんだとも。
前出の友人に「何これ?」と言われた7月の月例提出写真、
自分的には久しぶりに撮れた納得できる写真だったのだけれど
なかなか浮上するきっかけになりきれないのは、
やっぱり暑さの所為かなと、
浜省聴きながら想う真夏の午後でした。


2015-08-08

月イチ会7月の月例コンテストのこと


8月に入って早一週間が過ぎました。
今回提出分のフィルムを取り出して以来二週間、新しいフィルムを詰められずにいます。
もうただただ暑い中外出したくないだけなのと、
月例コンテストのことで言えば、今月は無理だと半ばの諦めとお盆休みもあるしという楽観とから、
エアコンの効いた部屋の中でボーっと過ごすだけの週末となっています。

7月の月例コンテストの投票が始まっています。
5月の第一席に輝いたりんのすけさんから提出されたお題は『あお』。

今回はスライさんのこちらの作品に投票させていただきました。
夜明け前なのか宵の口なのかは判りませんが、刻々と色を変えていく刹那の空色、
その微妙な濃淡の「あお」がとても美しく、そこに浮かぶ片欠けの月と影絵のような木立の取合せが、
物語の始まりを予感させるような、静かだけれどとても力強いものを感じました。

投票には至りませんでしたが他にも印象に残った作品がありました。
その一つ、かずさんの作品はJackson Browneの名盤 Late For The Skyのジャケット写真を彷彿させる印象的なものでした。
こちらもやはり早朝或いは夕暮れ時のものなのでしょうか?こんな写真撮ってみたいものです。

この季節に「青」というと空や海をイメージしてしまいがちですが、
そこを敢えて「あお」とした出題者さんはエントリー作品をどのように見てらっしゃるのか、
本旨も含めて知りたいなぁ



2015-07-31

月例コンテスト7月のテーマ写真提出のこと


月イチ会月例コンテスト7月のお題写真提出しました。

お題の『あお』、漢字ではなく仮名であるということで、自分なりの『あお』を撮りたかったのですが
毎度のことでなかなか思うようには行かず、
正直なところ今回は撮れそうもないなぁと諦めていたのですが、
8月のお題もかなりの難題で2回続けて休むのもなんだし、
とりあえず賑やかしになればと、このひと月に撮ったものの中から
今月のテーマにあいそうなものを選んでみました。

そのようなわけで
結局「青」になってしまいました。
提出した写真を見れば何時に変わらぬ安定の自分クオリティw なわけですが、
そこに至るプロセスが本意でない、とでも云いましょうか…。
一応自分なりに思いのあるものをチョイスしました。

なんだか7月はあっという間に過ぎてしまった感じで、
このままの勢いで気付いたらもう秋、なんてなってくれたらいいのだけれど、
これから一山も二山も暑さのピークがやってくることを思うと、
げんなり…。