2016-04-07

月イチ会3月の月例コンテストのこと


ボケっとしているうちに3月が過ぎ去ってしまい、気づけばすでに4月最初の一週間が過ぎようとしています。
月例コンテスト3月度分の投票が始まっています。
公私共何かと忙しい時期の所為か、少しさみしいエントリー数となってしまった3月度の月例。
前回記したように、私は自分なりのスクエアを上手く思い描くことができなかったのですが、
皆さんの作品を拝見すると、身近に幾らも「スクエア」があったことに気づかされることとなりました。
魅力的な作品揃いであることも手伝って、自分の感受性の鈍さを思い知らされるようです。
そんな作品の中から今回はスライさんの作品に投票させていただきました。

かっこいいですね。
この作品を見ていると、昔音楽雑誌で読んだGlimmer Twinsのエピソードが思い出されました。
Mick Jaggerが小脇に抱えていたレコードにKeith Richardsが目をとめ声をかけた、
二人はMickがもっていたChuck BerryやMuddy Watersの話で意気投合。
それをきっかけに今に続くThe Rolling Stonesの物語が始まる。
Glimmer Twins = Jagger & Richards 2人の出会いを取り持ったのがレコードジャケットでした。
スマホや携帯音楽プレーヤーではこういう出会いはないよな、などと思いつつ...


...それにしても、レコードジャケット、今操作しているパソコンの向こうにも数枚並んでいるのに、
そこにスクエアがあったなんてまったく認識できませんでした。
できていたとして、それでどうなるというものでもありませんが、この作品を見た瞬間心の内で小く声を発してしまいました。
そして作者を確認して「さすが!」と納得したのでした。


2 件のコメント:

  1. 投票ありがとうございました。
    私の場合、むしろ短絡的にレコードジャケットが浮かんできました。
    そう思ったらそれしか目が行かず、ちょっと困ったぐらいです。

    今回のd-hampenさんの作品は、私がここ最近気にしている写真の要素を含んでいると思われ、
    そういう要素を含んだ写真が撮れたらいいなと思っていたところでした。
    拝見して「ムムム」とうなりました。

    それにしてもここのところのコンテストは皆さん素晴らしく、
    投票するのに迷います。

    返信削除
    返信
    1. こんばんは、スライさん。
      私には技術の裏づけのない機材任せの成行き写真しか撮れないのですが、
      そんな写真から何かを見つけ出していただけて、とても嬉しく思います。
      その技術の無さを解釈や視点で誤魔化そうと悪足掻きすることになるのですが、
      今回提出した「サークル」は自身の思い付きに囚われた悪い見本と言えそうです。
      同じようにとらわれてもこんなにも違ってしまう、やっぱり人間が出るのですね。

      削除