今日12月5日はバミューダートライアングルで米国海軍航空機5機が消息を絶った日なのだそう。
そんなわけで既に12月、月イチ会では11月の月例コンテストの投票が始まっています。
今回のテーマは『blur:ブレ』、技術系のお題のためか見応えのある作品が並びました。
どの作品に投票しようか大いに悩み、今回はyy2828yyさんと十六夜の顔さんの作品に投票させていただきました。
yy2828yyさんの作品の初見、かるく息を呑みました。
私はトンネルに対して異なる世界を継ぐものというイメージがあります。
まさか根の国に通じているでもないけれど、たとえ道路一本分の地下道だったとしても
其処を境にがらりと空気感が(大抵は嫌な方向に)違っていたりすることがあります。
また、何かあっても逃げ場がないし、独特の臭いも嫌い。
そんなわけで私は地下道やトンネルが苦手で、徒歩ではできることなら避けたい。
おまけに狭くて暗かったりしたら小心者の私には絶対に無理。
この作品を見ても、この影のような物体は果たしてほんとうに人なのかしらん?などと勘繰ってしまったり。
去っていくようにも向かってくるようにも見えて怖さも一入です。
よくSFドラマなどで瞬間移動する際、身体が霧のようにぼやけた状態になるシーンがあって、そんなふうにこの人影も画面奥の光の中に吸い込まれていこうとしているのかななんて、そこが穏やかな世界であることを願うばかりです。
十六夜の顔さんの作品には
走る列車・歩く人・座る人、同じ瞬間に三つの異なった時の流れがあって、
ベンチに腰かけた人々にも、乳児・その父親・初老の男性と三つの異なった時間を生きる人がいて、
それぞれを高速・低速・静止に当てはめて考えてみたりして、
時間というものに想いを巡らせるのも面白いな、なんて感じたのでした。
以前にも書きましたが今回のテーマ、私には上手く対応できませんでした。
技術系のお題はお手上げです。お手上げなりに悪足掻きした結果がエントリー作でした。
こうして皆さんの作品を拝見すると、撮りたいものがあって、それを支える技術があって、
そうして初めて人様にお見せできる作品がものにできるんだ、と感じさせられたそんな『blur:ブレ』でした。
追伸
先月11月3日、漫才コンビ「あした順子・ひろし」のあしたひろしさんが亡くなられたそうです。
ひろしさんのほのぼのとしたボケが大好きでした。ご冥福をお祈り申し上げます。
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