今回のテーマは『夏夜』、夜がテーマということで久しぶりに夜間撮影。
しかし久しぶりに夜間徘徊するとすっかり夜目が効かなくなっていて…
月明かりがないと足元さえ覚束無い状態で、ピントも合わせられやしない。
おまけに露光時間もまったく判らず、吝なこと言わず高感度フィルム使うんだった、
と後悔しても後の祭り。
ならばできるだけ明い被写体さがそうとなった今回の私でしたが、
賑やかな場所が苦手な為、どうしても灯りの少ない人気ない場所に足が向いてしまい… 。
やっぱり夏の夜・宵といえば盆踊りと花火ですよね。
今回は花火の作品はありませんでしたが、祭・盆踊りの作品が複数並びました。
私にとっての盆踊りは賑やかさとともに、もの悲しさも共存している印象。
そんなところが強く感じられた
Takuさんの作品に投票させていただきました。
正しく日本の夏の夜の情景ですね。
思えばこの夏は一度も打ち上げ花火を見れなかった。
楽しみにしていたはずのインターネット中継も、その時間に別の事に夢中になっていてすっかり忘れているし、
辛うじて地元の打ち上げ花火の音だけを部屋の中で聞いたくらいか。
でも、なんでも直接みるのではなく、部屋の中にあって情景を心に思いやっているのが情趣が深い、
と兼好法師も言っているし、
これはこれで佳しとしよう。
それにしても暑さのせいなのか何なのか、今回はとてもさみしい作品数となってしまいました。
こういう状態が続くようだとちょっと…