David Bowie が亡くなりましたね。
世界中のファンが哀悼のメッセージを発している、というニュースを見るにつけ
影響力のあったアーティストだったんだなと、あらためて感じます。
私は熱心なファンというのでもないけれど、彼には「孤独な人」という印象をもっています。
たぶん昔名画座で観た二本の映画『地球に堕ちてきた男』『ジャスト・ア・ジゴロ』で受けたものだと思うのですが、
Space OddityやAshes to ashesなどの曲から受ける印象も手伝ってのものなのかな。
「影響力のある」という言い方をしたんだけど、偉大なっていうのはちょっと違う気がする。
今ふうに言えば時代のアイコンみたいな感じだったのかな。
Album「Low」収録曲名で1990のライブツアータイトルでもある「sound and vision」が
私にとっては一番しっくりくるDavid Bowieを表す言葉です。
ここ数年、馴染みのあるビッグネームが次々に他界していっている。
そんな中で自分でも意外だったのが小沢昭一さんが亡くなった時。
特別にファンだったわけでもないのに何故か酷い喪失感に襲われたのです。
大袈裟に言えば、小沢昭一のいる世界といない世界ではその有り様が違って見える、てな感じに。
David Bowie に就いて言えばそこまでではない。
スーパースター過ぎてもともとバーチャル世界の人としか思えなかったし、
今までもこれからも彼の歌声を楽しむことはできるから。