あっという間に6月も一週間が過ぎようとしています。
月イチ会月例コンテストも5月分の投票が始まっています。
今回私はyy2828yyさんの作品に投票させて頂きました。
ショーウィンドウの前に食べ散らかしのゴミ、直ぐに『ティファニーで朝食を』が連想されました。
行儀の悪いホリー・ゴライトリー、或いは人気のないのを幸いに外で寛いでいたマネキンの男の子が
近づいてくるyy2828yyさんの気配に気付いて、
ショーウインドウの中に慌てて戻った時に忘れていったゴミなのかも。
それを母親に咎められているところをパシャリと…。
今回の作品に限らずyy2828yyさんの作品には余韻・余情が感じられて、
思わず知らず作品の撮られた前後にあったかもしれない出来事を思い浮かべてしまうのです。
ごく稀に、見慣れた景色のはずがずっとそこで眺めていたい気分になることがあります。
或いは、美術館で名も知らぬ作家の作品の前でそこから動きたくなくなることとか。
理由は解らないけれど何かが心を捉えて離してくれない、そんな状態になること。
yy2828yyさんの作品を見た時、正にそんな感覚を覚えました。
どうしたらこんな写真が撮れるのか、憧れます。
もう1点、投票には至らなかったけれど気になった作品が、
これはどう解釈したものかと悩まされたのですが、ひょっとして見立ての作品なのかなと。
この開きかけた花の形をバルタン星人の手に見立てたと考えると、
バルタン星人=宇宙忍者、忍者と言えば気配を消しての諜報活動=5月のお題『気配』
なんてことはないか・・・